永廣信治 教授(徳島大学病院 病院長)挨拶

 脳・脊・神経は、人が生きていくために考え、話し、食事をとり、手足を動かすための最も重要な構造です。 脳・脊髄が病気や事故で侵されると、たちまち手足の麻痺、しびれ、痙攣、言語障害、頭痛、めまい、 記憶障害などさまざまな症状がおこり、重ければ意識も障害され生命も脅かされることになります。 脳を侵す病気には、脳血管の障害でおこる脳卒中や脳の腫瘍などいろいろなものがあります。

 脳神経外科という診療科は、脳卒中や脳腫瘍、頭部外傷、子供の脳神経疾患、脊椎・脊髄、 機能的脳神経疾患(パーキンソン病、不随意運動、三叉神経痛、顔面痙攣など)などの疾患に対して、 手術や血管内治療、薬物などの治療手段を用いて診療します。

 診断や治療方法は科学技術の進歩とともに、急速に進化し変化しています。 徳島大学脳神経外科では、地域の方々のために時代の先端を行く 世界トップレベルの医療を提供できるように優秀なスタッフを揃え、日夜研鑽し、努力しています。

 脳卒中救急に対しては休日や深夜を問わず救急車を受け入れ、併設する脳卒中センターにおいて、 できるだけ早く診断し必要な治療を行います。

 このホームページでは、徳島大学病院脳神経外科のスタッフと治療グループの活動を中心に紹介しています。 今後定期的に治療や研究内容について情報を公開していく予定ですので、お気軽にアクセスして下さい。

徳島大学ストロークセンター

徳島大学ストロークセンター

 脳卒中は日本人の年間死亡率の第4位(約11万人)というだけでなく、 寝たきりの最大原因(40%)ともなっており、 その予防や治療法の確立は現代の重要な社会的課題となっています。 脳卒中で大事な事は起こってからすぐに診断し治療を行い、少しでも後遺症を少なく抑えることです。

 徳島大学病院では平成11年末に国立大学病院としては画期的な試みとして脳卒中ケアユニット(SCU)を開設し、 脳卒中の急性期患者を緊急で受け入れてきました。 SCUでは、緊急に脳卒中の種類の診断と適切な治療を行い、 少しでも脳卒中の患者様の後遺症を少なく抑えようという治療を行っています。

 病院の紹介でなくても救急隊に直接大学病院まで運んでいただけるようにしています。 軽い症状であっても、急に顔の歪みや手足の麻痺や痺れが起こったり、 突然強い頭痛が起こったりしたときはかかりつけのお医者様か救急隊に連絡してください。 2005年6月1日よりSCUを発展させた形で徳島大学病院脳卒中センターを開設しました。 これまで以上に急性期脳卒中の患者様を受け入れたいと思います。